パノラマロジック

好きすぎて胸が苦しいブログ

ジャニーズ楽曲大賞2012に投票しました

今年も楽しみにしていましたジャニーズ楽曲大賞

なにせもう2月頃から「今年の楽曲大賞はコレかも!いや、コレかも…」という小さな脳内会議を何度もしてきたので、選ぶときにはあまり迷いはありませんでした。

で、これ。

投票のときに毎年考えていることですが、アイドル楽曲は、曲そのものが独立して素晴らしいだけではあまり心が動かされません。そのアイドルが歌って踊ってこそ曲が活きる場合や、逆に曲によってそれを歌うアイドルが存在をより強くしたり、あるいは更新したりするところにアイドル楽曲のすばらしさがあると思います。つまりアイドル楽曲の価値はアイドルの物語やキャラクターに寄り添ってこそだと思います。

アイドルの物語には、個人の勝手な解釈や思い入れ、それにまつわる思い出など主観的な要素が多分に含まれているのですが、たくさんの人の「個人的な思い入れ」を集めることは、やっぱりすごいことだと思うし(たくさんの客観的な評価を集めるよりも難しいことだと思います)、今年一番そうやって人々を魅了した曲が何かを知れるのはうれしいことです。毎年の開催ありがとうございます。

それぞれの投票理由は以下の通り。

 

■1位:IF YOU WANNA DANCE(Sexy Zone)

マリウスと聡くんの声変わりがまだのうちにこんなに大人っぽい曲を歌わせたところにSexy ZoneのSexy Zoneたるゆえんがあると思います。

本来であれば、二十歳以上の男の子が歌うほうがしっくり来る曲でしょう。KAT-TUNやNEWSの年代が歌う姿が容易に想像できるし、よりセクシーに表現できると思います。しかし、そんな曲を、まだ夜の世界に完全には染まりきらない未成年の男の子たちが歌う姿に20代男性にはない、子供特有の危うい色気があると思うのです。

例えば「二人で夜明けを迎えたら」「抱きしめて抱き合ってひとつになろう」とか。ねぇ聡ちゃん!これ意味わかって歌ってる?ねぇ?ねぇ?

私は、この曲においては、あまり「意味わかって歌ってる」感じがしないと思っています。セクゾンは大人のセクシーを歌うために背伸びしているわけではなくて、等身大のまま、フラットな態度で歌っているように受け取れるのです。その理由のひとつは、歌詞で表現されるセクシーさにはリアルな性衝動だとか、皮膚感覚など直接的な描写が皆無で、色っぽい出来事があったことをなんとなく想像させるだけだということ。いってみれば少女漫画の「朝チュン」みたいな。

(※反面、風磨くんのrougeの『白いシーツの海で〜』って描写はリアルだなと思います)

それと、この曲の初披露のときの金ピカな衣装がとても印象に残っていて、なんとなく私はこの曲の舞台が宇宙だと思ってしまっています。

あの衣装がどうしてもC3POを連想させるから…。

f:id:minaminanarial:20130115011209j:plain

あと、なんとなくイフワナはダフトパンクのOne More Timeを思い出す。


Daft Punk - One More Time

そういった理由で、セクゾンがこの曲で歌う夜は彼らのリアルとはむすびつかず、宇宙空間、それこそファンタジーの中にあると思っています。そうやって実態のないセクシーを声変わりしてない少年の声で歌うことに、大人がどうやっても出せない子供特有の色気があると思うのです。実態のないセクシーだから、そこには「こんな子供にあんなこと歌わせて…」という背徳感もありません。

中1〜大1の子供しかいないグループにわざわざSexyなんて言葉を冠してしまったのは、この”子供特有の色気”をお茶の間に向けて発信していきたいジャニーの前衛的な試みなんだよね?!と深読みしたくなるくらい、この曲をSexy Zoneがファーストコンで歌ったことが衝撃的でした。

と、似たようなことをSexy Zoneファーストコンサートのときも書いてました。

http://d.hatena.ne.jp/minaminanarial/20120216/1329413995

 

■2位:Candy (山下智久

KARAやINFINITEの仕事でおなじみのsweetune作曲で、リリー・フランキー作詞という本当にずるい1曲。80年代っぽいギラギラしたトラックに退廃美の象徴山下さんの存在感がものすごいマッチします。山下さんは80年代をリアルに生きたわけじゃないけど、彼の憂いを帯びた美しさって2010年代から想像する80年代を映しているように思います。

その上でリリーさんが書いた脱力感のある言葉づかいの歌詞。トドメに激しく日本語なリズムのラップ(あれラップなのかな?)も入って最高にかっこいい。あの昭和歌謡にも通じるリズムのラップは、華やかなりしジュニア黄金期からジャニーズのスターとして輝き続け、紆余曲折を経て今のソロに至る山下さんの、大衆的に見えてどこか裏通りに佇む姿が似合う、唯一無二の存在感を強めていると思います。sweetuneの仕事とかリリー・フランキーの歌詞は恐らく他のユニでも出来たことだとは思いますが、この曲のかっこよさは山下さんならでは。

 

■3位:Teleportation(Sexy Zone/中島健人

会いたいあまりにテレポーテーションなんて非現実的なことに想いを馳せるラブソング。健人くんの、誰かを愛することへの盲目なくらいまっすぐな姿勢がそのまま曲になったような印象。この盲目なくらいまっすぐな姿を俗に「ラブホリ」とも言います。

恐らくこの曲を選んだときに洋楽を意識していると思いますが、とはいえゴリゴリの激しくブラックでセクシーな曲ではなく、静かに熱をくすぶらせるような甘くて切ないメロディーが乗った曲を選んだところも健人くんらしいなと思います。

これほど自分にぴったりなソロ曲を最初も1曲で出してくるところが中島健人くんの恐ろしいところです。

 

■4位:Shake It Up(Kis-My-Ft2

バカレア高校のドラマのOPのイメージが強い曲。慎ちゃんとぱるるがスローで格闘する映像に、AKBとジャニーズのありえんタッグが実現という、時代の動く瞬間を目撃してるううう!と思ったものです。あのタッグが一体なんだったのかはいまだによくわかりませんが。ともかく、キスマイ、バカレア、AKBの覇者感が三位一体になって思い浮かぶ、今年ならではの曲だったなと思います。

WANNA BEEEE!!! / Shake It Up

WANNA BEEEE!!! / Shake It Up

 

■5位:ヴァンパイアはかく語りき(NEWS/加藤シゲアキ

最初のゆるいラップ(?)から入る曲の構成とか、ネタを散りばめた歌詞とか、今や泣く子も黙るインテリイケメン代表となったシゲの魅力がぎゅっとつまった曲だと思います。シゲってよく自分を卑下するイメージでしたが、今はそんなことまったく必要なくなったな…とこの曲をコンサートで見て思いました。そんなシゲの前進がうれしくて、第5位です。でも曲も単純に大好きです。

チャンカパーナ(初回盤E)

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