パノラマロジック

オタク怪文書

ジャニーズ楽曲大賞2013に投票しました

2013年は振り返ると、エイトやKAT-TUNの曲にあまり触れてこなくて聴いたユニにだいぶ偏りがあった年でしたが、それでもいい曲がありすぎてかなり悩んで絞った5曲になりました。

毎年そうですが、楽曲大賞の判断基準は曲がいいだけじゃなくてそれを歌うアイドルのその人らしさを更新したり、あるいは補強したりする力がある曲を選びたいと思います。そんなわけで下記の通り。

1位:CANDY~Can U be my BABY~/中島健人

自担ということを差し引いても2013年に聴いた中で最高に機能的で最高にかわいくて最高に魔法がかかった素晴らしい曲じゃないかと思います。

なにが最高に機能的かといえば、ファンサタイム重視で良席と天井席では金額を変えろってくらいに楽しさにばらつきがあったSexy Zoneのコンサートに、この曲が、コールアンドレスポンスという、天井席も最前も平等に楽しめる時間をくれたことは大きかったと思います。

そして、キャンディっていう意匠を男性アイドルでこんなにチャーミングに、かついやらしくなく歌って踊れる健人くんのキュートさは稀有だと思います。

実はこんなツイートを一昨年にしていました。

※ツイートで貼ったURLが現在は見れなくなってるので、動画はこちら。


IU & Teen Top Cantando "Kissing You" En Inkayo - Vìdeo Dailymotion

韓国のIUとTEENTOPという男の子たちがキャンディを振り回して踊る曲。もとは少女時代の曲です。

このときは、健人くんがこういうわかりやすいかわいさを出してくるのは数年先だと思っていたのに、数ヶ月で叶えられたところに衝撃を受けました。

健人くんといえば、「ラブホリ」というふたつ名です。もともとこの言葉は健人くんのなにげない雑誌での発言をオタが拾っておもしろがって使ってたのを、メディアや健人くん側も使い始めていったことで健人くんが「ラブホリキャラ」として定着したのですが、この「ラブホリキャラ」は捉え方によっては笑いの対象だし、いい意味でも悪い意味でもキャッチーすぎる性質を持っていました。健人くんは、あまりにキャッチーすぎたこの言葉に翻弄されているように見受けられていたし、自分の本質ではない、つまり中島健人自身が演じているキャラが「ラブホリ」に過ぎないというように見せることさえありました。

でも、健人くんの本質はやっぱり「ラブホリ」なのだと思います。だってこの曲で健人くんが高らかに「I'm loveholic 」と宣言する姿は、まったく笑えないし、誰もバカにできないし、健人くん自身もそこに翻弄されているようには感じられないし。ただただ、ここにはファンを幸せにする最高の強度を持ったアイドルとして輝く健人くんがいると思います。そんな健人くんのアイドルとしての底力を見せてくれたこの曲を1位に選びました。

2位:P・A・R・A・D・O・X/嵐 

日本のトップアイドルとなって、超大手企業のCMキャラになって、官公庁と仕事しても相変わらず嵐は今の自分たちでできる最高のかっこよさを提示してくれるんだなってことで改めて好きになった1曲。満を持して発売された爆売れ必至のアルバムの表題曲がこれっていうところに王者の余裕が感じられる。さらにこの曲がいいのは最終兵器大野智さんの裏声が効果的に生かされているところ。嵐ってやっぱすごいなって久々に実感しました。

3位:Come On A My House/Hey! Say! JUMP 

呪いでもかかっているのかってくらいに振り付けとメロディに中毒性があって離れない怪作だと思います。弾けるフレッシュな笑顔とアイドルのキラキラに触れた幸せをお茶の間に届けるのが由緒正しきバレーユニの姿であれば、この曲のJUMPを見たときに、もう一回デビューしたのかっていうくらいのフレッシュさがあったし、視界がぱーって開けるような明るさを見た。それと、その後の派閥移動からの怒涛の仕事の変化と量の多さを思えば「いまのうちにこっちに来ちゃいなよ、楽しいよ!」っていうJUMPからのメッセージにも受け取れて、ドンピシャなタイミングでの「カモナマイハウス」でした。思えば、一世を風靡した光GENJIパラダイス銀河の一番有名なサビは「ようこそ ここへ」で始まるわけで、人々はアイドルからの誘い文句に弱いのかもしれない。そういう意味で「カモナマイハウス」っていう単純なことば自体が、呪文のような魔力を持っていた。やっぱり怪作。

4位:Hit the floor/大野智 

パラドクスを入れてるから、本当は選外にしようか迷ったんだけど、やっぱりいい曲すぎるから入れてしまった。こういう大野智が見たかった!って叫びたい一曲。大野さんのボーカルの魅力がバブリーでゴージャスな曲に乗ったっていうあたりに炊きたての魚沼産コシヒカリに高級な京都のお漬物をのせて食べているみたいなシンプルな贅沢さを感じます。

さらにこの曲が素晴らしいのは、大野智さんの類まれな「リア恋こじらせアイドル」の能力(智と付き合いたい、というのを本気で強く思わせる能力)を真正面から引き立たせているところ。ハーレクインのラブロマンスみたいな歌詞じゃないですか。「誰かに気づかれる前に 愛に焦がれて 大胆なエスコート」とか「君を悲しませるものなら1億年でも隠し切ってみせるさ」とか。韓国ドラマの俳優ばりに壮大なリア恋を誘発させてしまうじゃないですか。かっこいいですね。

あとは女性アイドル楽曲でもこういうディスコ楽曲をよく聴いたけど、嵐のアルバムはもろにそんなバブリーな曲が多くて、世の中ではバブルファッションもトレンド入りしているので、そのあたりの流行りにも目配せがきいてる感じが、いいなと思った。

5位:ミステリー ヴァージン/山田涼介

なぜかこの曲の山田くんを見たり、曲を聴いたりしているとありがたいものを見た…という気になる。謎選抜を従えたキレッキレのダンスも超絶かっこいいし、サビにむかって静かに、でも華やかにブチ上がっていく展開が素晴らしいと思った。なんだか知らないけど、新時代の夜明けだ…と思った。

他にはキスマイの「キ・ス・ウ・マ・イ~KISS YOUR MIND~」「キミとのキセキ」、セクゾンの「Young and Beautiful!」SMAPの「シャレオツ」なんかも入れたかった。

あーヤンビュー入れればよかったな…。

 

その他の投票内容は以下の通りです。

■未音源化部門:Congraulation/Sexy Zone 

「いま、春が来て、君はきれいになった」と歌いたくなる曲。春になって久しぶりに君をみて、やっぱりきれいだなと思ったけど昔よりもきれいで、でも君は去年よりも届かなくて…という気分になる曲。トニトニで見るたびに、去年の健人くんとげんげんを思い出して「ああ、君たちはきれいになった」と思う。そんなトニトニに今年は2回しか入りませんでした。そういう切なさです。いろいろ書きましたが、歌詞は知りません。

■現場部門:PLAYZONE'13

今年ジャニーズ現場入ったの少なかったのですが、なんだかんだ一番満足度が高かったのってプレゾンだったなって思いました。

■ベストバイ部門:「LOVE」嵐(アルバム)

今年一番買ってよかったジャニーズ商品。実は借りたので買ってないのですが、みんなにおすすめしたいので入れました。ほんとこのアルバム、イイキョク多いのでアイドル楽曲派を自称するみなさん買ってください。EspeciaとつなげてくださいDJのみなさん。

■自担部門:中島健人

今年もやっぱり私の最愛の人は中島健人くんですよ。

■2013年ジャニーズ現場数:20回