パノラマロジック

オタク怪文書

BE:the ONE-MEANT TO BE-見てきた感想

Screen Xで見てきた。

 

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なんか昨年のBE:1ツアーのライブ映像多くない?というのが序盤の感想。前回の映画でいっぱいとったから?今年のアリツアの映像とかインタビューとかもっと出してくれていいんだよ?と思いながら見てた。

あとライブ映像で客の顔映るのやっぱりあんますきじゃないね…としみじみ思った。ライブに浸っていたのに急に現実に引き戻される感じがある。

でもソウタくんが「ベスティがいてくれたから…」と話してたのでその言葉の裏付けを考えれば感動するBESTY、涙するBESTY、浮かれるBESTY、さまざまなベスちゃんたちを映像におさめるのも無理ないわね…とおもった。

ソウタくんが「BESTYが受け入れてくれるお陰で、自分たちの音楽性を曲げなくてよかった、ありがたい」といった内容を言ってて、そっかあ…ファンもビーファーストさんたちによい影響を与えているのか…と。

思えばBMSGフェス22で客席にむかって「BE:FIRSTを応援していてよかった、と思うところまでつれていくから、ついてきて欲しい」と言ってたソウタくんに当時すごく驚いたんだけど(そういうファンとの約束とかしないタイプかと当時思ってた)、ソウタくんの言葉通りにファンがついてきてくれたのなら、それはソウタくんの言葉通りに世界が動いたということなんだよな。ソウタくんの神通力ですよ。というかグループアイドルはやっぱりファンとの約束、コミュニケーションをしてなんぼだということなんだなと2年越しに感じた。

レオくんの涙MCの前の演出すごかったね、自分で何回も泣かないと思いますと言ったレオくんの事前インタビューをこれでもかと入れて、その上で涙が落ちないように堪え顔れおくんが出てくる。自分で振りをつくりすぎのれおくん!でもドームで見た時も「あのライブで泣いたことないレオくんが!泣いた!」と思ってたからオタクの心の中を映像化したような演出になっていた。

今まで色んな人の泣き顔見てきたけど、こんなに意地らしくてこんなにきれいな泣き顔を見たことないんだよレオくん。

レオくんの歌ってどこにいてもレオくんという人間が宿るなと思ってる。シュントくんも言ってたとおもうけど、歌っている歌詞のようにそこにいるかのように歌うレオくん。感情というお出汁があるならそれをふんだんに吸った油揚げみたいなレオくんだなといつも思う。それを座ってじっくりみるGrow Upの歌い出しで尚更感じました。

レオくんが人間なら、マナトくんは歌だなと思う、身体が歌。人間が歌になってるよな。

 

社長がステージに上がる前のビーファーストたちに、スタッフ、ベスティ、味方しかいない!最高にいいライブして、時代をつくるぞー!ってやつ、好きだな。

あの声になぜかこっちも奮い立つ気持ち、これがBMSG村の民としての証拠よ…

あんな言葉かけられたらどんなチームも元気になるし奮い立つだろ。社長にはたくさんの才能があるけどそのひとつが人を奮い立たせる才能だよ、そんな人がつくるグループなんだからそりゃあ険しい山も遊ぶように登っていくんだよなと思った。

映画の中でいちばんエモ…と個人的に思ったのはライブ前の円陣かなにかで「俺は夢を見つけにきた」「俺はここで夢を探す」「おれが投げるのはタオルじゃなくて希望だ」みたいなことを口々に若干のネタまじりの口調で言ってたやつ。これ、ビーファがデビュー当時よくやってたクサい台詞選手権のノリじゃん?まだやってんだ!と思った。

そして、こういうのが、ビーファーストの核なのかもしれないとも思った。あの時も、この人たちってネタでこういうこと言ってるようにみせかけて意外とマジだな…そのバランス感覚がわけわかんないな、と思ってたけど、いまだにそのバイブスが続いてる。ふざけてると見せかけて意外と本気で思ってるし、でも本気すぎるからみんなで笑っちゃう。正気か狂気かわかんないギリギリのラインをいつも全速力で走る。そういうのがビーファーストのビーファーストたるゆえんなのだなと思った。