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ROCK IN JAPAN FES.2024 in ひたちなかで見たBE:FIRST感想

ロックインジャパン2024inひたちなか』に行ってきた。

熱中症こわすぎて不安になりながら迎えたロッキンでしたが、かろうじて元気に帰ってこられたし、とにかく野外の夏フェスのビーファーストを見れてよかった。

抽選ではずれたので前方エリアの外側で見てたんだけど、思ったよりも他のバンドのTシャツを着たお客さんが多くて、みんな楽しそうに体を揺らして見ていて、ビーファが度重なるフェスの経験で得たプロップスの大きさを感じた。私は、フェスといえばビバラでしかビーファを見たことがなかったけど、ビバラよりも「本命じゃないけどちょっと見とくか…」という感じのお客さんが多かった。体感で。まあワンステージしかないからそういうお客さんの比率は高まるのは自然なことだね。

真昼間の太陽光とビーファースト

BE:FIRSTにこんなに太陽の光が似合うなんて知りませんでした…。太陽の光って誤魔化し効かなくてより生身の人間感が強く出る。だからこそビーファーストさんたちの等身大さ、生身の人間、いのちの輝き的なものが際立つ。元気でフレッシュで勢いがある。ボーイズグループにみんなが求める強さがある。

今までXにアップされてきた夏フェス後の集合写真ではあまりわからなかったけど、フェス用の衣装というのはとにかく真っ黒なフェス用ステージに映えるような鮮やかな色のものが選択されてるんだなと思った。

いつものような暗いステージの中で集中的な照明がなくても、彼らのスキルフルなダンスが充分説得力を持って見えるようになってる。もちろん衣装の力だけではないのでしょう。ステージに立つ人たちとしての貫禄をまとったパフォーマンスだった。特にMainstreamやMasterplanの7人がぎゅっと中央に集まって踊る時のThis is ビーファースト!って感じがほんと好き。

Blissful

TFTバージョンのBye-Good-Byeで、ワンマンの時のようにステージのところどころで踊ってて遊び倒すビーファーストさん。その後、このまま帰るっぽい雰囲気を出して捌けようとするけど、また戻ってきて、「俺たちからの夏のプレゼントです!」的なことをソウタくんが言ってBlissfulが始まった。サマソニからずっと、アンコールみたいな位置付けでBlissfulをやってる彼らだけど、このおまけみたいな感じにすることで自然と見てる方も肩の力抜いて楽しめる。

で、夏フェスでみるBlissfulとにかく楽しい。自然と体が揺れる曲だと思う。始まる前にソウタくんが「自由に聴いてていいよ!寝ててもいいんで」と言ってたと思うけど、これ寝ながら聴いても気持ちいいだろうな。まあ、当時太陽は元気に照りつけており、気温はおそらく30度を超えていたので木陰なきシートエリアの人達は寝てるわけにはいかなかったでしょうが…。

Blissfulってほんとすごい曲だなと思う。彼らの好きな楽曲、通ってきたルーツを曲とダンスで示した上で、それが実現できる高いスキルも踏まえた上で、ただ好きな曲やってるとか、ただスキルを誇示する曲をやってるとかでもなくて、「楽しんでる姿を見てみんなにこっちの輪の中に入ってもらう」というグループの方向性・アイデンティティをきちんと示してる。彼らが今ここのタイミングでやる必然性がある曲だ。

この日、ひたちなかの太陽のもとで誤魔化しのきかない生身である彼らが「俺らなら大丈夫ー!」と笑顔で叫び合う姿が、あまりにも大好きなビーファーストすぎて胸がいっぱいになった。

ビーファーストの一番好きなところ、それはメンバー同士が信頼、鼓舞、リスペクトしあって、険しい道のりを遊ぶように進んでくさま。それって「理想の人間のありかた」だよなと思う。哲学かな。

「俺らなら大丈夫!」は、彼らが自分達にかけてる言葉でもあるんだろうなと思う。突き抜けた自己肯定と自己効力感もありつつ、「大丈夫」と言葉にしていくことで、大丈夫じゃない状態から「大丈夫」を目指していく。今ここで、自分達を鼓舞してる姿がステージ上で見られるのが、Blissfulのライブパフォーマンスの凄いところだ。

アイドルに必要なもの、スキルとか、かっこいい楽曲とか、本人たちの人間的なチャーム、絆、物語、あらゆるものが密接に繋がって理想的な形になってるのがBlissfulだと思う。Blissfulにおいては、BE:FIRSTが、楽しむ姿を通して素晴らしい音楽を届けるという役割をまっとうすればするほど、彼らの人間的なチャームがあふれるし、それはいつか人の心と体を動かすのだろうなと思う。

ロッキンジャパンひたちなかの振り返り

ロッキンは夏フェスの中で一番、その場にいる人のことを考えて作られたフェス、というのをこの本で読んでて、人の多さと気温以外の面では本当に快適なフェスだと思った。

増補版 夏フェス革命 音楽が変わる、社会が変わる

特に、簡易トイレの内側に「このトイレが故障してたらこのステッカーをドアのところに貼ってね」というマジックテープ式のステッカーがあって、さすがかゆいところに手が届くな〜と思った。しかし時間がたつと多くのトイレでなぜかこのステッカーはどっかに行ってたが…。

ひたちなか、やっぱり日陰はどうしたって少ない。そして9/15時点でも容赦なく暑い。ひたちなか市の最高気温34度だったはず。海風も吹いてくるから湿気がすごくて、8:00の入場列の時点で結構不快指数高かった。

朝イチで入場したので無事に、少ない木陰の下にイスを置くことができた。ビーファ以外は木陰でゆっくりしながら見れたのでよかった。あとは小さめのクーラーボックスを持ってくれば完璧だったかも。クーラーボックス持ってきてる人は多かったです。

でも朝イチの8:00に入場するためには、都内から出てるオフィシャルのシャトルバスでは無理そうで、東京からは車移動か前乗りが現実的っぽい。もし次回また来ることがあるならまた前乗りするだろうな。

ハム焼きとレオマナちゃんたち。ハム焼きが肉肉しいね