パノラマロジック

オタク怪文書

BE:FIRST LIVE in DOME 2024 “Mainstream – Masterplan”京セラドーム4/21の感想

今回も覚えてることと感じたこと、考えたことを箇条書きで…!本当のラストなのにこの体てらく…。

Gifted.からDWMUまで

・Mainstreamで最初のほうにかがんだソウマナが一瞬顔見合わせるのが見えた。こういう曲中アイコンタクトみたいなのするときの、ソウマナの「同士」っぽい感じがめっちゃ好きだな。

・次のミリビリでレオマナがにこっとしてるのも見ました。

・BBB始まる前にソウチンが「Mainstreamハードすぎてみんな(客席)かたくなってる」「ハードすぎても俺ららしくないからゆるくいこう、でも大丈夫すぐあっためてやるから」的な煽りMCしてた。ハードすぎても俺ららしくないっていう自己認識なのわかるよ。でもBBBって結局めっちゃみんな盛り上がるよね。全然ゆるくなかった。

・BBBもレオマナにこっとしてた。リラックスしてる公演は序盤からレオマナのこういう顔の見合わせが多くて、この最終日もいい雰囲気なんだろうなと思った。

・フロートに乗り込もうとする時にリョウキさんが「マナトこれなんて言うの?」と歌い出しの結構近くで聞いたためにマナトくんが「歌い出しのやつに聞くなよ!」と最終回にして正論のツッコミを行い、この日は命名せず。フロートに乗り込んだリョウキさんがその流れに対してなにか言ったのか、その後リョキマナでグータッチしてた。

・Momentでメインステにみんなが戻ってきたとき、昨日のサプライズのことを思い出してなのかマナちゃんがジュノンくんのほうふり向いてジュノマナで笑い合ってた。今日はさすがにサプライズしないよね?とリョウキさんも言ってた。

・その後ソウマナがイヤモニはずして耳打ちで話してたけどあれなんだったのか。

Spin!からGeat Mistakesまで

・Grow Upでソウチンが隣にいるシュントくん小突いて笑い合うやつ見た。

・Grow Upの輪になるところでマナちゃんが前方のレオくんみてニコニコしてました。2日連続。自分以外の目撃証言も得たのでやっぱりレオマナ頻出ポイントだったと分かりました…。

・スマアゲで動いていくステージの上で、シュントくんが後ろのマナトくん見る瞬間、2日連続あった。東京ドームでもこの二人顔見合わせてたような気がする。シュントくん「こわい?どう?」みたいな煽りを入れてるんだろうか…。

・スマアゲの後方でレオマナが鉢合わせする瞬間にレオくんが軽くマナトくん指差して「いくぞ」みたいな感じにやるのほんと好き。何回見たかなこのレオマナ…やらないこともあったかもしれないけど、毎回ここで二人が出会い頭に目があって笑ってるの、ルーティンみたいになっててかわいすぎないですか?

BE:FIRSTのことが好きな、大きな理由のひとつがパフォーマンスしてる時に楽しそうってところなんだけど、こういうちょっとしたアイコンタクトが毎回あるのってチームとしての空気がいい証拠なんだろうね。

・Shining Oneの間奏、ここ2日間はマナトくんがひょいってなにかを投げてそれをシュントくんがキャッチして、ソウチンに渡してるように見えた。この日はシュントくんが渡したあとに手を繋いだまま二人でブルブル震えてて、感電したっぽい動きしててかわいかった。

・この日のSO終わりのリュウヘイくんのMC印象的だった。"いろんな音楽があるけどそのどれもを愛してほしい"といった内容で「僕達が活動するのは、みんなに音楽を好きになってもらいたいからです!」と語り口が無邪気ながら音楽愛あふれる話をしていてよかった。BMSGは日本を変える的な話もしてて、BMSGがいかに素晴らしい会社かっていうことも語ってた。いつも学校の話とか自分の生活と紐づいたことを話してたけど、一番言いたいのは音楽の話なんだろうな。

・THE FIRSTで通路でレオマナすれちがいざまに笑ってた。このくだりも何度も見てるんだよなあ…。毎回同じところですれ違って、同じところで笑いあってるのかわいいよ

・BF is…で、いつも両隣のレオくんジュノンくん、歌ってるみんなを見るマナトくん。この日、やっとジュノマナの目があった!レオマナは、顔みてたような気もするしそうでなかったような気もするし曖昧です…。

・Betraial Gameだったと思うんだけど、センターで倒れ込みながらタメをつくりつつキリングパートを歌うリュウヘイ、これが歌舞伎だったら大向こうが叫んでいるであろう華々しい姿でした。リュウヘイちゃんの曲に没入しまくる姿勢すごいよね。

(余談だけど楽曲の世界に入り込むといえばアヴちゃんが提唱する『歌謡曲』の概念と通じるのでアヴちゃんPDのリュウヘイが本当に見てみたい)

・Great Mistakesのジュノマナかけあいパートで、フロートに隣り合って座るジュノンとマナト。そこで「キミがえらぶ」をセリフ調に始めたマナトくんのふざけ感よ。二人で肩組んで歌ってて、最後にマナトくんがジュノンさんの方に首傾けてて「どうですか俺たち」的に見せ付けてる感よかった。

・メインステから花道ダッシュするときに、ソウチンがみんなの前に立って手を広げて「はいまだ走らないよ、位置について〜」みたいな仕切りをやってたのかわいかった。その後マナトの方に行って肩叩いて二人で走ってたときソウマナは二人でダッシュが似合うなと思った。

MCコーナーからラスト

・上のほうのスタンドの話になり「そこにコーラ(の看板?)があるよ」って誰かが言ったあとシュントくんが「終わったら飲もうかな」とコーラの誓いをたててるマンションズを煽ってて面白かった。

・マナトくんは最終日にして初めて、みんなと同じようにペットボトルの水を飲んでてびっくりした。もう白湯は暑かったのだろうな…京セラ確かに暑かった。

リュウヘイは金曜日に学校終わってから新幹線で京セラに来たらしい。学業とビーファーストで二刀流だよという話の流れで「二刀流といえばオオタニさんかリュウヘイかだよ」とリュウヘイをたたえていたマナトくん。

・レオくんがなにかを噛んでしまいソウタくんが「レオくんが噛んだ日はいい日になる」とほっこり謎ジンクスを言い始めてかわいかった。

そこへ「じゃあ噛まない日は?」と聞くレオくん。ソウチンは「噛まない日は、まあいい日」と、ほのぼのとしたやりとりになってた。

・ひとりメインステのほうに歩いていき、バンドメンバー紹介を始めたレオくん。オチザファンクさんの紹介を始めた時に、誰かがファンのほうを構って歓声があがってるのを聞いて「いまオチザファンクの時間だぞ!だれ!?」と怒る。

私は会話の声しか聞いてなかったのでマナトくん「だれ!?」リュウヘイ「僕がわるいです」のやりとりしか聞こえてなかったんだけど、実はマナトくんが犯人だったのをあとで知って笑った。

・MC中はリョウキさんが足つっててずっと寝転んでて、最初にレオくんが助けにいってたけど、れおくんいなくなってからマナトくんが心配して、リョウキさんの足を曲げたり話聞いたりしてた(と思う…モニターしか見えず)

・ライブ終わりたくない…と素朴に惜しむビーファーストたち。レオくんの「終わりたくない!」がかわいかった

・Messageの落ちサビ「もう二度と…」のマナトくん、アリツアラストや東京ドームのころは「離せやしない」のところで一度切ってかなり抑揚つけて語りかけるような歌い方だったけど、京セラはもう少しメロディの流れを変えないまま切々と歌い上げる感じで、表情が違ってよかった。

・Masterplanの「遥か昔から確かな…」のマナトくん、すでにライブ版のほうがかっこいいなと音源聴いた後で思いました。

リョウキさん、マナトくん、レオくんロングMC(と映画「成功したオタク」について)

・ソウチンのロングMCで「ツアーが終わっちゃうの寂しいと思ってたけど、今までで一番ウキウキしてる。だってこの先どんな音楽つくろうか、どこでライブしようかって考えるのが楽しくて」ってきらきらの目でいうの見て、こんなにいい顔してくれる人のファンやってる我々とても幸せだなとシンプルに思った。「パーティーし続けようぜ」って言葉もよかった。

・マナトくんは「みんな楽しめましたか? うん、楽しいのがいっちばん…!」と破顔して笑ってたのが新鮮でかわいかった。「色々なライブを見たけど個人的には音楽的に楽しめるライブが一番いい」と話してて、そういう場に来ている目の前のベスティをリスペクトしている、という話だった。「だれかがいいと言ってたから聴くんじゃなくて、流行ってるから聴くんじゃなくて、自分がいいと思った音楽を聴きにいくのが一番いい」といった話をしていて、この人は本当に音楽が好きだし、「音楽が好き」という気持ちを何よりも尊いものだと言ってて、そんなマナトくんの姿勢が本当に本当に大好きだなと思った。リュウヘイくんのSO明けのMCもそうだったけどこの人たちは本当に音楽愛に溢れていて、そういうところが好きなんだよBE:FIRST…としみじみ思った。

マナトくんて音楽のことを信じているし心から愛していて、それがマナトくんのパフォーマンスに還元されているから、マナトくんの魅力って揺るがないものになってるんだろうなと思いました。

マナトくんがよく音楽愛を語るときに「個人的に」という言葉をつかっているので、世間の人は自分ほどあんまり音楽のことが好きじゃないのかも…と思ったりしたことがあるんだろうな。音楽オタクの発想。そういう経験もあるうえでやっぱり音楽が好きな気持ちって何よりも尊いよね、という結論になっているのだとしたら素敵だね。

・リョウキさんはいつもMCで「俺とベスティ、人間と人間として出会っているからお互いに人生を楽しんでいこう」的な話をしてて、私本当にこの言葉好きだなと思いました。毎回毎回話す姿に嘘がないし、一人の人間として計り知れないほどに度量が大きくてピュアな人なんだな…と思って泣いた。MC後のMessageでもラララで歌うベスティに向ける目がそれはそれは愛に溢れて優しくて、本当にリョウキさんはすごいなと思った。

・レオくんは「みんなの人生の節々を俺たちはわかることができなくてもどかしい。本当はわかりたい。でも、お互い人生のほんの一部でも共有できたらいい」といった内容の話だったんだけど、これが最近考えていることにクリティカルヒットしてどばどばと涙が出てきた。

東京ドームで夢を叶えたレオくんの涙をみて、なんて美しいのだろうともらい泣きしたんだけど、同時に自分の人生に1ミリも関係ないレオくんのことを思ってなんでこんなに泣いてるんだろうなと笑っちゃったところもある。

でもなんの関係もないからこそ、この特殊な関係性が素晴らしく感じるし、強い感動を覚えるのだろうな、と後から考えた。

最近「成功したオタク」という韓国のドキュメンタリー映画を見てきた。推しが犯罪者になってしまったオタクたちの語りで構成されるその映画には、推しが罪を犯したことで罪悪感を抱えるオタクの姿もあった。

なんで罪悪感を抱えてしまうんだろうなと思っていた。だって推しとオタクは別の人間だし、まったく利害関係はない。誰かのファンになったときに、自分とその人は全く現実の接点がないし、相手にこうあってほしいと思ったりするのも(正しい人間であってほしいと思うことすら)不毛であると常に意識していないとダメなんだよなと思った。

映画はそうやって、とても冷静に見て終わったけど、京セラドームのレオくんのエモエモMCにやられた今なら彼女たちに共感してしまう。

彼女たちも「推しと自分の人生ってリアルに交わることがないけど、それがゆえに私たちは強い絆がある」とか、そんなふうに考えていたのかもしれない。レオくんが話していたことを反転して「彼の人生すべてをわかることができないのがもどかしい」状態になっていたかもしれない。罪悪感まではいかなくても、自分も「もっと彼の人生がわかる立場ならよかったのに」と思うのかも。

なんの利害関係もなく、それがゆえに強い絆や愛着で結ばれているけど、直接的に影響を及ぼせない、こういうジレンマを、アイドルとファンは常に抱えた存在なんだろうな。

映画に出てくる「推しが犯罪者になって傷ついたオタク」たちは軒並み、傷をのりこえて新たな推しを見つける。このあたりの心の動きをインタビューしてほしいなと思ったけど、推測すればアイドルとファンという関係性の楽しさが忘れられなかったんだろう。ジレンマを抱えていたとしても、こうして定期的に、心がとても強く動かされる経験をすれば、その味が普通は忘れられない。自分も「もうアイドルオタクなんてやめよう」と思っていたのに結局今があるので…。

まあ自分が理想とする「楽しいファンとしての人生」を歩めるかは別で、人生がアンコントローラブルなように、当たり前に一寸先は闇なんだよね。みんなそういうのを受け入れたり折り合いをつけながら楽しいところだけを享受してやっていくのでしょう。それがリョウキさんが言ってた、ともに人間と人間として人生を歩んでいきましょう、ということなんだろうな。