BMSGフェス9/18に行ってきました。
次回がありそうな気がするので当日の流れ、待ち時間の長さについて書き残しておきます。後半は内容の感想。
入場までの流れ
7:00頃
東京駅発のツアーバスに乗る。
9:15頃
現地着。トイレに行きたいが、到着した第一駐車場のトイレが長蛇の列。うろうろしてたどり着いたホテル用駐車場のトイレはガラガラだったのでそちらで用を足す。
※後から気づいたけど、この時、一番トイレにスムーズに行くには富士急の中にいったん入ったほうがよかったと思う
10:30頃
迷いながら富士急の園内にあるリストバンド交換所にたどりつく。
初めて知ったけど、富士急は基本的に入場が無料。ただし、ゲートが2重に設置されており2つとも並ぶ。
1つは手荷物検査のゲート。飛行機並にチェックされる。
2つ目はチケットのゲート。入場するだけの人は無料のチケットを渡される。ゲートは顔認証もあってちょっと複雑。
ホテル専用駐車場から園内のチケット交換所まで、行く途中でちょっと写真撮ったりしたくらいなのにおそらく45分かかっている。
大変な土砂降りで、すでに性能の悪いカッパの中がびちょびちょ。雨に免じて11:00からのリストバンド交換開始が少し早まり、11:00少し前にはリストバンドの交換が終わる。
そしてリストバンド交換所のところのパネルで記念撮影。
11:15頃
物販もBMSGカフェもフォトブースも整理券を持っていなかったので、どうやってこの雨の中で時間をつぶそうか…と考え、ふじやま温泉に行くことに。しかしすでに入場制限があって、めっちゃ並んでる。あとからあとから人がやってきて、だいたい1時間待ちだと告げられていた。
12:00頃
やっと温泉へ入場。雨に濡れた体にしみる…。サウナ行って外気浴してたらリハの音がしてくる。最高。
13:20頃
温泉内のレストランがまたもや激混み。
14:30頃
やっとレストランに入場…。朝ごはん食べたのが6:30くらいだったので、過酷な待ち時間の長さだった。ほうとうを食べました。
15:20頃
レストランを出発。
15:50頃
フェス会場のゲートをくぐる。富士急園内はめっちゃ広いので移動に時間がかかる。
この頃には、会場前のリストバンド交換所は列がなくスムーズに交換できていたっぽい。
座席とステージについて
C10ブロックでした。花道含めステージが低いので身長150cmにはややつらい会場。次回あるならもう少し高くならないかな…。
簡易イスがぎゅうぎゅうに敷き詰められており、地面はコンクリ。持参したビニールに荷物を入れてイスの下に置くスタイル。
終了後
19:45くらいに終了し、規制退場。会場内のトイレはそこそこ混んでたけどスムーズに流れた。トイレに寄った私たちが会場ゲートを出られたのは20:30頃のこと。
空腹がすごかったので、駐車場の近くのコンビニでつまめるものを買う。このコンビニがめっちゃ並ぶので、帰宅時間に余裕がない人は並ぶのをおすすめしません。
21:00頃にツアーバスにたどり着き、ちょうど23:00ちょい前に東京駅に到着。
お疲れ様でした。
フェス本編
アナウンス
「なにやつ!…おや、新参者だな?諸注意を行おう…」と時代劇風の諸注意アナウンスが流れる。「それでは殿のもとに参る…」みたいなセリフで終わり、ここは風雲SKY-HI城だったことを悟る。
オープニング
BE:FIRSTのBrave Generationから、BMSG ver.のBrave Generationで全員が登場。当初なかったタイタイやルイ、ランレイも入った形になってる。
ラストでSKY-HIとアイルザ先輩が一段高いステージに2人で登場。その登場の仕方と、ラストをかざるアイルザVerseに「ベンチャーで入社2年目に事業部長に抜擢された若手」感をみた。
BE:FIRST関連のライブで見るの初めてな気がする、メンバーひとりひとりが分割されたビジョンが見られて「いやー大きくなったな」と何様な気持ちになる。それにしても今日のソウタ君がかっこよすぎるのですが…。
そしてさらにフロートも登場。フロートに乗り込むBMSGの輩、品のいい海賊じゃん。
SKY-HIの曲を何曲かみんなで歌ってたんだけど、ナナイロホリデーを歌うジュノンがずっとカメラをきらっきらした表情で見つめていて「さすがアイドルをいろいろ見てきた男だな…」と思った。
Novel Core
独創ファンタジスタ好きなので聴けてよかった。ヘンズアップ!クラップ!などお客さんにノリを指示することが多かったところは、文化なのか。(そういうの先鋭化すると「逆に手をあげないところで手をあげる人は異常」みたいな解釈をされないかやや不安だなと思った)
edhiii boi,RUI,TAIKI
ノベルコアから「118」を挟んで3人が登場。この3人ってきれいに個性が異なるので、イラストでキャラクター化されるのもわかる。「Anytime,Anywhrere」で3人のキャラが夏を楽しむ様子が後ろのビジョンに映ってたけどすごくかわいい。
「Nightmare」めちゃくちゃ名曲じゃないですか?この曲に入る時にエディが「説明はもういいや!」みたいなこと言って曲名も言わずに始まったところにも若さがほとばしる。荒削りで伸びしろしかないパフォーマンスだったけど、今しか見れない姿を見せてくれていた。
若い演者といえば「若さ」が強調されがちなんだけど、この3人のパフォーマンスって基本的に早熟で、お仕着せではない若さが溢れ出てる。それでいて無理な背伸び感もなくて、その絶妙なバランスが最高すぎた。
Show Minor Savage
個人的な一番の「新章突入」はこの3人がまた見られたこと!!!!!!!!!歓声禁止が苦しいと初めて思った。
SMSの「ちょっと気のあった3人で曲作ってみたらみんなセンスと才能に溢れていて、最高な曲ができちゃったよ」みたいな軽やかさに惹かれたんだけど、もはやあのAile The ShotaとBE:FIRSTの規格外身体能力のソウタ、そしてオールラウンダーのマナトの3人組なわけで、なんて豪華なユニットなんだろうと思った。
新曲タイトル「Thinkin’ bout you」の文字をみて、「まさに!!!あなたたちのことを!!!!!わたしも考えてたのー!!!!!!」と心の中で絶叫した。歌詞はあまり覚えてないけど生々しさのあるラブソングR&Bだったような気がする。そういう「あくまでも等身大でリアル」みたいなところがShow Minor Savageの魅力。
これが日本に現存する最高峰のボーイズグループ…日本の至宝…半年に一度しか開帳されない秘仏…。そんなことをずっと考えていた。好きすぎて気が狂いそうだった。もっと冷静に魅力を伝えられればいいのにオタクにはそういうのが難しい。
Aile The Shota
アイルザ先輩が一人でデビューするにあたって、ソロアーティストって道の険しさのことを考えたことがある。グループの比ではなく才能のあるプレイヤーがたくさんいて、ちょっとやそっとじゃ頭角を表すのが難しい。オーディション番組出身でBE:FIRSTととなり合わせでデビューした経緯もあって、変に消費されてしまうルートもあるんじゃないかなって思ったりしなくもなかったけど、そんなことは杞憂だったなとライブを見て感じた。
Aile The Shotaのつくる曲ってメロディラインや言葉の選び方に普遍的な気持ち良さがある。これがどれほどすごい才能か。
「常懐」はこの時間の野外でやるのがあまりにも似合いすぎた。ビジョンに映る夕映えが、曇り空とあいまって美しかった。「Like This」では「座って聞いて」と言って本人もステージの地べたにぽつんと座って歌う。その姿も” らしさ”がある。(まじで腰が痛かったのでこれは本当に助かった)
ラストは「AURORA TOKIO」は、この曲って今後もライブで最後に演奏されたらハマるんだろうなあと思わせた。主役感があって名曲。
「IMA」前の「覚悟を含めて言わせてください、BMSGは俺だ」発言に、あの冒頭の「抜擢された若手役員としてのアイルザ」をまた感じて笑ったけど、たぶんそういう話ではない。
誰でもない自分であることを誇った言葉だっただろうし、居場所への深い愛を感じた。
寅年ユニットからのSKY-HI
寅年ユニット…。ジャニーズのカウントダウンでみる年男ユニットのようだ。曲名「Tiger Style」なだけ、攻撃的な感じの曲だった。
私のなかで「秘めた攻撃性」といえばジュノンなんだけど「気が向いたらそっち行く」の不遜さがすでによく似合っており、「気づいたら頬に傷」「食べちゃうようなキス」の歌詞にはまさにジュノンのための歌詞だなと思った。それはただ私のジュノン解釈がそうなだけなんだけど。
レオくんは歌声が優しいので攻撃的な歌を歌ってもぬいぐるみが「がおー」と言っているようなイメージだった。早くリリースされて欲しい。
SKY-HIは演出のロケット噴射の水の量がすごくて、ただただ雨が降っているようだった。
実はこの日の天気予報、ちょうどSKY-HIあたりの時間帯は雨が降る予報になっていて、覚悟していたのだけど、蓋をあけてみればここまでほぼ降ってない。結果的に演出の水が客を一番濡らしていた。予想できないので雨よりタチが悪い。
そして当たり前かもしれないけど、SKY-HIのライブがやっぱり一番すごかった。
バンド、ダンサー一丸となってステージを作り上げていて、それを統率するフロントマンとしてのSKY-HIの凄みを感じた。「To The First」のホーンセクション(?)が入ったバンドアレンジがめちゃめちゃかっこよかった。
BE:FIRST
まさかのビーファがトリ。SKY-HIが去った途端に小雨が降り始めた。最強晴れ男、すごすぎる。
「Shining One」が終わって、MCでリョウキが「晴れ男のSKY-HIが去って、雨が降り始めた。これには意味があると思うんです」と話し始め、少しタメをつくる。次になんていうのかなと思ったら「雨もBMSGフェスが見たかったんだよな!」って言ってて、「童話か!!!」と心の中で突っ込んでしまった。リョウキのこういうところかわいい。
そして野外で聞く「Scream」と「Don't Wake Me Up」楽しすぎた。
どの瞬間だか忘れたけど、リョウキがソウタに「チュ」って直接じゃないけどキスしてて笑った。楽しすぎるので仕方がない。
「Kick Start」で最後のほう、「曇り空にWake up、水たまりに桜」とTeamCのラップをシュントとソウタがやっててエモエモだった。
そして「Grateful Pain」である。
曲間でMCがあってリュウヘイが「みんなの存在がわかるようにスマホのライトで照らしてください」的なことを言う。ヒップホップのライブでよく見るアレだ。ビジョンに映し出された客席がまあそれは美しくて、やっぱりペンライト早く欲しいなと思った。
それはBE:FIRSTの世界のでファンの存在が可視化された瞬間でもあった気がする。
「Grateful Pain」は、雑にかくと"困難もあったけど、いろいろな人と出会うことで居場所ができたから、これからもがんばろうね"と、BE:FIRST自身が自分とメンバーを鼓舞する曲だと思っている。
ソウタくんが成功した過去からのキャリアチェンジに伴う不安と痛み、それでも進むさまを歌った後で、レオが「今の僕だからこそ魅せれる夢を」と、ソウタの現在の姿を肯定していくように。
その「出会ったいろんな人」のうちに、ファンも入っていることを実感できたのは、この日のライトのお陰だった。
「目の前で光る瞳は間違ってなんかないから」と歌うレオくんの声は、この日は歌声というよりは語りかけているようで、あまりにもあふれてくる感情にこっちまで泣いてしまった。たぶんレオくんも泣きそうな感じだった。
「間違ってなんかないから」と、他人を勇気付けようとしているのに、逆にその言葉で歌っている本人が勇気付けられているように見えた。そういう人間くさいところが好き。ファンというのは不思議なもので、自分たちを勇気付ける様をみて、逆に私たちが勇気付けられてしまう。
MCでソウタくんが「これから僕たちは新しいことに挑戦していくので、不安になることがあるかもしれない。でもBE:FIRSTを応援していてよかったと思えるところに連れていくから、ついてきてほしい」という、あえていえば様々なもののファンとして何万回も聞いた「約束」を話していた。
それは確かにあるあるなMCではあるが、相当な覚悟のある言葉だと思う。
あのNeo Gal Wopを踊るダンサーだった男の子はいなくなったんだなあと思った。普通の人は不特定多数と約束しない。
でも強力なファンダムを抱えるスーパースターはファンダムとの約束を必要とする。時に約束は呪いにもなっちゃうけど、それがあることで、オタクはつまんない日常を、つらくて苦しい日常を、何倍も楽しく過ごせるのだ。
私はもう「なんかそういうファンとかもうあんまりやりたくないな…」と思ってけど、完全に戻ってきちゃったなあと思った。とっくに、つらいとき、テンションあがらないとき、眠れないときにBE:FIRSTのことを考える。心の支えにしている。
これは経験上、代償が必要だ。何かがあると裏切られた気持ちになって、嫌いになってしまう。BE:FIRSTにもそう思う日が来るんだろうか…と思うと苦々しい気持ちになった。
でもその後の「Bye-Good-Bye」がやっぱり最高によかったので、BE:FIRSTのことを好きになってよかったなあと思った。
ラストの「Gifted.」は神々しくて鬼気迫るものがあった。特にジュノンの歌唱が。やっと曲に彼らのパフォーマンスがついてきた感じがする。
ラスト
最後は当日0:00に配信されたコレ。BMSGってオタクが好きそうな「徒党を組んでイキる集団」みがあると思うのだけど、どうなんでしょうか。たけし軍団かBMSGかみたいなところないですか?城だし。もうちょっとファンが広がってもいいのにねえ。