パノラマロジック

オタク怪文書

BE:FIRST ARENA TOUR 2023-2024 Mainstream 1/13マリンメッセ福岡の感想

双眼鏡わすれてしまったので全体をよく見た日でした。断片的にいろいろ。

 

・最初の映像、たしかに福井で見てないカットが入っててドームで全体像がわかるようになるのかな。
・BBBで最初にラップするところやっぱめちゃかっこいい。we rockなんたらかんたらとかpartyとか言ってたのをやっと認識した。

・結構どの曲もそうだけどソウタくんのダンスって音を見えるようにしているし鳴ってない音も感じさせるダンスじゃないですか。そんなソウタくんが中心にいて、メンバーみんなが個性的ながら有機的につながって、かたまりとしてビーファーストになっているところを一番感じられるのがBBBだなと思う。

自分がグループアイドルを見てて一番楽しい瞬間は、全員でステージに立ってこれが[グループ名]ですよという圧で客席を圧倒する瞬間なんだけど、ビーファはそんな瞬間がたくさんあってまじでライブが楽しいなと思う。

・ライブ始まる前にマナちゃんからみんなに「福岡、熱いんで気をつけてください!熱中症にならないように!」って言葉があったらしいんだけどリョウキさんがそれに対して「いやマナトが一番気をつけろよ?水飲まないのに」と言ってて笑った。

・DWMU歌い出し前にカメラの前で華麗なターンを繰り出したマナちゃんとそれを見て笑うリョウキさんがいた。リョキマナさんはかわいいね

・SOのCan You feel it?はリョウキさんが「博多生まれの人が****は?」(聞き取れなかった)って聞いたらそれで尺が終わってマナちゃんがそれひきずって次のパートも笑いながら歌っててめちゃ楽しそうだった

・BF is…のマナトくんは本当に無双状態なんだけど福岡公演の無双マナトを見ると、福岡という土地に脈々と受け継がれる音楽的土壌の深さよ…みたいな気持ちになるね

・ブレジェネって特に振りつけなくて歌いながら練り歩くんだけど7人が7人それぞれ違うバンドのボーカリスト集めてきましたみたいな感じに見えて演出の通りじゃん…とまた思った。

・今回のツアー本当にバンドセットのScream1曲だけでもうチケット分のもとをとれるくらいにScreamが最高なんだよなと改めて思った。ダンスアンドボーカルグループがバンドみたいなアクトするのってここ最近の潮流だとは思うのですが面白いよね。

・センステでやる後半のMCが今回は妙に長かった。まずSOのCan you〜をやり直し。本番でやってたときはリョ「博多生まれのひとが好きなものは何?」マ「あ、あ、よろしく!」になってしまってたらしい。「博多出身のマナトくんが好きな食べ物はなに?」「(某ファストフード店名)」とやり直されてました。

・一度序盤でマ「ただいま」客「おかえり」のC&Rをやったはずなのにすっとぼけたようにジュノンさんが「マナト、あれやったほうがいいんじゃない?”ただいま”」と言い出し、単純なコーレスではなく会場を巨大なマナトの実家に見立てたコントに。ソウタくんが「そっち(客席)まで実家だから。豪邸でしょ」と言い、りょうきさんが「(ベスティも)みんな血縁関係だから。みんなも何かやってて」といい、無邪気にライブ会場を実家にしようとするビーファーストさんたち。

レオくんは最初「じゃあ俺はマナトがさんさい…」と言いかけて誰かの話が始まってやめて「俺は畳になろう」と路線変更してた。ジュノンさんとかはこたつでみかん食おうとか言ってた気がする。リョウキさんは酔っ払いのなぜかいるおじさん役らしい。マナトがセンステの階段からあがってきて「ただいま」と言うとみんなが「おかえり!」となったのだが、レオくんが「鍵開けるときにもっとリアリティが欲しい」と言い出してリテイク。

リョウキさんがドラマ撮影現場のスタッフ的な立ち振る舞いをやりはじめ、そこに追随して「カメラさんりゅうへいなめでスタートで」とスタッフ振る舞いをやり始めるレオくん。テレビ慣れを感じる!2回目のマナトくんは実家のドアの前であけるのをためらってから「ただいま」と言っており、ソウチンか誰かが「家出してきたのかな…」と心配していた。

2回目のくだりが終わってなんだったんだ…という空気が流れたところをレオくんが「まあまあまあまあ」とりなすようにして終了。一番被害をうけたマナちゃんは「2回目のほうがおかえりが小さかったのどういうこと?」と戸惑っておられた。
「楽屋でやるようなことをやっちゃった」「BESTYも引いてた」「YMBの生配信」というのをみんなが口々に言ってた。

・ラストのMCはマナトくん。要約すると思い出がたくさんあるマリンメッセでライブができて嬉しい。年始からよくないことが立て続けに起きているけどアーティストなので音楽でみんなの力になりたい。メディアを通して伝えられると、裏側ではどうなっていたとかが伝わらない、見えないこともあるけど、こうしてライブで直接届けられる声、歌がすべてで、こうして自分たちを応援してくれる音楽好きなBESTYのみんなをリスペクトしている、という内容だったと思う。

マナトくんはMCを聞いている限り、言葉で人に何かを伝えるのがあまり得意なタイプではないのだなと思う。パフォーマンスに関しても初期の頃は、職人気質であって派手ではないという印象だった。けれどここ1年でそのイメージが変わってきていて、マナトくんの歌とダンスは華やかで何よりも雄弁にマナトくんを語るものになってきている気がしてる。音楽ですべてを伝えるという彼の姿勢をひしひしと感じた日だった。

また「音楽好きなみなさんをリスペクトしている」というファンへの言葉が印象的だった。ステージに立つ人はファンの存在に感謝や約束をすることはあれど、リスペクトという言葉を使うのは新鮮に感じたな。「BE:FIRSTを好きな人は間違いないという状態にしたい」というのがこのツアー映像で語られたマナトくんの思いだったけど、自分がかっこいいと思う音楽をやって、それについてきてくれるファンは間違いないし、音楽好きとしてリスペクトできるっていう、ファンと音楽を共有して音楽でつながっている、というのを強く信じてくれるアーティストってあまり見たことない気がして。強いなと思った。

そうしたMCの話し方が、他の人も指摘してたけどちょっと砕けてて、いつものMCというよりは近しい人に大切な話をするような言葉選びだったり話し方で、そこもよかったな。マナトくんは熱い人なんだよなと思う。

・なんかこの日ジュノンさんがめちゃめちゃかっこよくて!ちょっと声が低い気がした。曲によって余裕感を醸し出す不遜なかっこよさのジュノンくんと、自分のスキルを存分に発揮する、アーティストとして楽曲に誠実な姿勢でいるジュノンさんといて(べつにそれらは相反してないんですが)すごかったな。ジュノンさん見てるといつも世界で一番強い悪魔がいたらこんな感じなんだろうなと思うしその気になればなんでも思い通りで惑星ひとつ吹っ飛ばせるんですよねジュノンさん…と漫画のキャラクターみたいなことを思ってしまうよ。なんだろうね。あらゆることに戸惑いがないっていうか。自分投げたいと思った方向に絶対に球を投げられる人、って感じがする。

そんなジュノンさんだけどファンサがまたすごくてトロッコの至近距離にいるオタクに身を乗り出して、友達にちょっと挨拶するかのようにかるーく手を振ってるのはファンサっていうか友達だった。
おそろしいよ…。